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TOP > 英日翻訳 > 英日出版総合コース 監修者からのメッセージ

監修者からのメッセージ

英日出版総合コース

コースデザイン監修 Alan Turney 先生

Alan Turney 先生 Although acknowledging the importance of grammar, we have tried to avoid a purely taxonomic approach on the grounds that, for the translator, it is more useful to analyze the target language in other ways. It is for this reason that we have examined other systems, among them the basic concepts which underlie figurative language and the body language (the study of which is known as kinesics) which forms the basis of many English expressions.

Our aim, then, has been not merely to present a collection of disparate examples but to highlight the various systems to which they belong, since these systems constitute the building blocks of the overall system of the English language. Wherever possible we have considered these systems in the context of their Japanese counterparts, hoping in this way to inculcate a more systematic approach in translators and help them to move away from a simple ad hoc approach.

Also towards this end we have emphasized the function of the language involved and, therefore, the function of the text itself. Some would argue that categorizing texts by genre is a useful tool in determining methodology. In my view, however, it is more fruitful for the translator to concentrate on function, since such an analysis provides clearer information as to the approach he should take.

In a word we have attempted to put together a course which is both practical and supported by solid translation theory.


【PROFILE】
アラン・ターニー
英国出身。エクセター大学客員教授を経て、現在、清泉女子大学教授。1986年、エリザベス女王よりMBE(英国文化勲章)を授与される。『坊っちゃん』、『草枕』など訳書多数。著書には『英語のしくみが見えてくる』などがある。
担当:本講座コースデザイン総監修、概論・UNIT1 Lesson1〜4・UNIT2 Lesson8執筆



翻訳総監修 河野 一郎 先生

河野 一郎 先生  「先生のような文豪になるのに一番大切な条件は何でしょうか?」と新聞記者に聞かれたは、「そりゃきみ、体力だよ」と言下に答えたと言われますが、翻訳家になるための一番大切な条件もまた体力でしょう。それに根気と、原作者に対する愛情、の二つを付け加えてもいいでしょう。もちろん、行間に隠されている意味まで掘り起こせるだけの原文理解力が不可欠であることは言うまでもありませんが、それにも増して元の情報を的確に表現する日本語の運用能力が要求されます。

 一見どれほどやさしいと思える表現でも、念のため辞書で確認してみる謙虚な姿勢も大切です。辞書は「確認のための書」だと私は定義しています。1929年10月24日と言えば、世界的不況のきっかけとなったいわゆる“Black Thursday”ですが、その日の新聞の大見出し“Wall Street Lays an Egg”を日本の公共放送教養番組では「ウォール街黄金の卵を生む」と訳していました。これなど、辞書で lay an egg を引けばすぐに、「ドジを踏む、大失敗をやらかす」と出ているのですから、翻訳者の怠慢以外の何物でもありません。「黄金の卵」と「壊滅」とでは正反対もいいところです。

 日常、外国語に対し、次のような態度を取りがちな人は、翻訳者には向いていないと思って間違いないでしょう。

翻訳はフィーリングが一番、大体の「感じ」で訳してしまえばいい
主な英単語はみな頭に入っているから、いちいち辞書を引く必要はないし、第一そんな手間ひまをかけていては仕事にならない
分かりにくいところは適当に飛ばしてしまえばいい―全体の筋さえつかめていればいいのだから

 私たちは一年以上に及ぶ準備期間をかけ、翻訳の理論と実際について、これまでどんな類書にもなかった視点から翻訳をとらえ、これから翻訳者を目指す方々、すでにある程度の実績をお持ちの方々を対象に、もう一度翻訳を見直し、より正確で美しく、かつ理解しやすい情報伝達法を考えていただこうと、この講座を作り上げました。この講座をきっかけに、ただ単に翻訳の技術面だけでなく、文化の架け橋としての翻訳の持つ問題点を考えていただければ、執筆者の一人としてこれほど嬉しいことはありません。

【PROFILE】
河野 一郎 (こうの いちろう)
東京外国語大学名誉教授。
東京外国語大学英米科卒。訳書に E.ブロンテ『嵐が丘』、カポーティ『遠い声 遠い部屋』、シリトー『長距離走者の孤独』など多数。著書には『翻訳のおきて』、『誤訳をしないための翻訳英和辞典』(ともにDHC刊)などがある。
担当:本講座翻訳総監修、UNIT2 Lesson5〜7執筆、UNIT3 Lesson3・UNIT5 Lesson1〜2監修
英日出版総合コース

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